はじめまして。野良FPです。
どこの金融機関にも保険会社にも属していないFP(ファイナンシャルプランナー)なので、「野良FP」と名乗っています。特定の商品を売る立場にないからこそ書ける、自分の思いや考えを発信していければと思っています。閲覧してくださった読者の皆さま、どうぞお付き合いください。
野良FPのプロフィール(要約)
- 名乗り:野良FP(どこにも属さない独立系FP)
- 経歴:運送業界で25年(大型トラックドライバー・物流現場)
- 現在:運転代行業に従事しながら、FPとして情報発信
- 保有資格:FP(ファイナンシャルプランナー)
- 発信テーマ:お金の知識、保険や資産形成への本音の視点、世の中への疑問
22歳、淡い夢を抱いて運送業界へ
私はかつて、運送業界に紆余曲折しながらも25年携わってきました。思えば、四半世紀です。
業界に飛び込んだのは22歳のとき。運転するのが好きで、遠くにも行ってみたい、何より大型トラックを運転してみたい――。給料もたくさんもらえるだろうという、淡い期待と夢にあふれていました。
最初は、すべてがワクワクでした。積む荷物のことや、さまざまな工場で製品ができあがる工程を積み場で聞いたりして、仕事をしながら社会勉強をしているような気持ちにさえなったものです。本当に、いろいろと学ばせてもらいました。
失われていった「自由」と、厳しくなった時間管理
昔の運送業界には、自由がありました。卸先までの道中にドライブインがあって、「あそこまで行けば、あれが食べられる」という楽しみがいくつもありました。今でも多少はそういう場所も残っていますが、私が走る動線からは、その楽しみはなくなってしまいました。
そして今は、時間管理がとても厳しくなっています。以前は手積み・手降ろしが当たり前の世界でしたが、今や時間のかかる作業は嫌われます。その分、運転手は体力的に楽になったので、良いことではあります。
ただ、改善基準告示による「連続運転4時間ごとに30分の休憩」(いわゆるヨンサンマル運行)や、さほど眠くもないのに8時間(現在は9時間)以上の休息といった、時間に縛られる働き方が、私はだんだん嫌になっていきました。
「個人差」は多様性ではないのか
4時間以上続けて運転できる人もいれば、その逆の人もいます。本来は体力や集中力に個人差があるはずなのに、規制の世界ではその点は考慮されません。全員が同じ枠に当てはめられます。
昨今は「多様性」という言葉がさかんに使われますが、こうした個人差こそ多様性ではないのか――。私には、はなはだ疑問に思えるのです。
会社との関係、そして「独立」のかたち
運送業界でさらにおかしいと感じるのは、会社との関係です。会社との関係が悪くなると独立したがる人が大勢います。それも、元の会社の荷物を取ってまで、です。
最終的に決めるのは荷主なので何とも言えませんが、それまでお世話になった会社を潰しにかかるようなやり方をする人が、この業界には多い気がします。独立そのものは否定しませんが、その「かたち」には疑問が残ります。
利用運送のあり方と、国交省への疑問
もう一つ、私が疑問に思うのが「利用運送」のあり方です。
利用運送とは、自社ではトラックを持たず、実際の輸送を他社に委託して運賃差益を得る事業形態のことです。トラックを持たない利用運送だけの事業を許可している国交省のやり方は、どうなのかと私は感じています。
2024年には「物流2024年問題」が騒がれ、ドライバーの労働時間が短縮され、「荷物を運ぶには車も人も足りない」と言われました。それなのに、いまだに利用運送のみの事業が許可されているのです。
私は、トラックを保有して実運送を行う会社の付帯事業として利用運送を認めるべきだと考えています。利用運送だけで営む会社が間に入る以上、多重下請け構造の中で「適正運賃」というものの実態が、いつまでも見えてこないからです。
私が運送業界を去った理由
こうしたいろいろがあって、私は運送業界を去りました。
付け加えるなら、担い手不足によって物流業界は大手に淘汰されていくだろう――と、私は10年以上前から感じていました。運送業界の経営者には、金の冠をかぶった雀ならぬ烏が多い、というのが私の印象です(あくまで個人の感想です)。
今は「運転代行業」をしています
では、今は何をしているのか。運転代行業です。
酔っぱらいの話を聞くのは、意外と面白いものです。お客様には経営者の方も多く、経営や商売の生の話を聞けることもあり、自分の視野が広がっていく感覚があります。ハンドルを握り続けている点では、25年の経験がそのまま活きている仕事でもあります。
これから発信していきたいこと
以上が、自己紹介がてらの私の現状です。
これからこのブログでは、次のようなことを発信していきます。
- FP資格を持つ立場からの、保険・資産形成・税金についての本音の解説
- 運送業界25年の現場経験から見た、物流と働き方への視点
- 世の中の出来事に対して、いち生活者として思うこと
金融機関にも保険会社にも属さない「野良」だからこそ、売る側の都合ではなく、読者の皆さまと同じ生活者の目線で書いていくつもりです。
次回も、どうぞよろしくお願いします。
※本記事の業界に関する記述は、筆者の経験に基づく個人の見解です。

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